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まさかの高齢出産!?リスクを下げるために気をつけたこと

日本産婦人科学会では高齢出産とは35才以上の初産婦と定義しています。

しゃお

私も高齢出産の年齢に入ってる!?自分が高齢出産するなんて思ってなかった(汗)

って方いませんか?私はまさにそうです。高齢出産は年々増加傾向にあります。世界には70代で出産された方もいるそうです。

たけちゃん

70代ってすごいね。年を取っても出産できるの!?

高齢出産は赤ちゃんだけでなく、ママにもたくさんのリスクがあると言われています。具体的には

<高齢出産の主なリスク>
・流産・早産の確率が高い
・ママの合併症発症リスクが高い
・障害児がうまれる確率が高い
・難産になる確率が高い
・帝王切開になる確率が高い
・産後、体が回復しにくい
・産後うつになりやすい

などが挙げられます。聞いただけで怖くなりますよね。私も妊娠中はとても怖かったです。

そこで、今回は実際に高齢出産の経験者でもあり看護師でもある私が高齢での妊娠・出産・出産後、リスクを低くするために気をつけたことをまとめてみたいと思います。

・高齢出産をされる方
・高齢出産をしようと考えている方
・これから出産を考えている方

こういった方々や女性だけでなく、パートナーである男性の方にも読んで頂けたら嬉しいです。

なぜ高齢出産になったのか

しゃお

早く出産できるなら早くできたらいいって思いますよね。私の場合はそれができず、気づいたらこんな年に…。その理由をちょっとだけ説明させて下さい!

1.20代で妊娠するタイミングを失った

私は20代後半で最初の結婚をしました。その時が最初の妊娠するタイミングだったと思います。しかし、職場で結核に感染してしまったのです。

感染と言っても誰かにうつすものではなく、発症しやすいというものでした。ただ、病院の方針で予防的に半年間、薬を飲むことになったのです。

薬を飲む間は妊娠することが出来ませんでした。

結局、その後この時の夫とは離婚することとなり、最初の妊娠するタイミングを失いました。

結核:結核菌によって引き起こされる感染症。発症すると空気感染(空気の中にいる結核菌を吸い込むことで感染)します。結核菌を吸い込んでも必ず発症するわけではなく、免疫力が低下した時に発症することが多いです。

2.30代での妊娠の難しさ

私はもともとPMSのため低用量ピルを20代前半から内服していました。

今の夫と結婚した後、私の妊娠への道は低用量ピルの内服をやめるところから始まりました。

月経前症候群(PMS):生理の前に起こる不快症状が強い状態のこと。不快症状には身体的・精神的なものがあり生理前に起こり、生理が始まると改善していきます。原因はホルモンバランスと考えられていますが詳しくは分かっていません。

低用量ピル:ホルモン薬で飲むことによって排卵を抑えます。排卵がないため生理痛やPMSの症状をやわらげることができます。また、妊娠もしないため避妊薬として使われることもあります。基本的には毎日飲み続けることが必要です。

薬をやめてから途中までは順調に生理がきていたのですが、半年ほどたった時から周期がおかしくなってきました。そこでかかりつけの婦人科を受診した時に医師から「このままでは閉経します。」と告げられました。

30代半ばでまさかの閉経告知!心の準備が何も出来ていなかったので頭が真っ白になりました。そして、この時初めて「子どもが欲しい!」と思うようになったのです。

そう思った私は詳細な検査を受けることにしました。

その結果、「多嚢胞性卵巣症候群」という診断を受けました。

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS):ホルモンバランスによって排卵したりしなかったりする疾患です。症状としては生理周期の乱れや不妊が挙げられます。20代から30代の女性に多いと言われている疾患です。

何度か排卵を起こす薬を飲んだり注射したりもしましたが、結局その後、薬は使わずに運良く自然妊娠できたのです。

しゃお

妊娠までの経緯を簡単に説明させてもらいました。詳しくは違う記事にまとめていますのでそちらをご覧下さい。

PMS・生理不順で低用量ピルを飲んでいた私が30代半ばで妊娠できた話20代の頃からPMS・生理不順に悩まされ、低用量ピルを内服していました。30代になって、妊娠を望んだ時にまさかの閉経告知。そこから検査をして判明した「多嚢胞性卵巣症候群」。それでも30代半ばで妊娠することができました。私が妊娠できた話を順を追って説明しています。...

妊娠生活で気をつけたこと

1.とにかく無理をしない

高齢でなくても妊娠中に無理をすると色々なことが起こります。

高齢であると卵巣・子宮機能が低下するため特に流産や早産は起こりやすいと言われています。

そのため仕事をしながらの妊娠生活でしたが人一倍、自分の体に気をつかいました。早めに夜勤をはずしてもらったり体調が悪い時は休ませてもらったりもしました。

流産:妊娠22週未満に赤ちゃんが亡くなってしまうこと

早産:22週~36週までの出産

2.不要な情報は見ない

妊娠をしてから携帯などで悪い情報はあまり見ないようにしました。

妊娠の経過は人によって大きく違います。また、何かあった時はまず、かかりつけの医師と相談することが大切だと思ったからです。

過度な心配やストレスも体には良くないと感じました。

3.妊婦健診と検査

妊婦健診はきちんと受ける

妊婦健診とは出産まで定期的に受ける診察のことです。初期では体重測定や血液検査、医師の診察があります。妊娠が進んでくると体重測定・血液検査・医師の診察に加えて機械を使って子どもの心拍を確認します。

妊婦健診の回数は全国で決まっていますが、細かくは病院によって違うようです。

私は病院から言われた妊婦健診は必ず受診しました。

医師から勧められた検査は受ける

妊娠糖尿病になると巨大児になることが多いです。

巨大児:異常はなく、生まれた時の体重が4000g以上の赤ちゃんのことです。

私は妊娠8ヵ月ぐらいの時に胎児が大きくなっているということで血糖の検査を勧められました。

サイダーのような糖分の入った飲み物を飲んだ後、時間をおいて何回か採血をして血糖値を測定する検査です。

結果は問題なく、その後検査を勧められることはありませんでした。

また、血糖の検査以外に検査を勧められたり受けたりはしていません。

出生前検査について

しゃお

高齢出産ってやっぱり、出生前検査を勧められるのかな?

高齢出産は卵子の老化により細胞分裂がうまくいかず、染色体異常が起きやすいです。そのため、ダウン症などの染色体異常児の出生率が高くなると言われています。

私は妊娠中、かかりつけの医師から出生前検査の話はされませんでした。
医師に勧められなくても自分で望めば受けられる場合もあります。

しかし、出生前検査は100%ではありません。あくまでも病気や障害を持っている可能性があると言われることの方が多いようです。

出生前検査:妊娠中に赤ちゃんが病気を持っているかを調べる検査。羊水検査や血液検査など検査には色々と種類があり、その結果を踏まえて医師が出生前診断をします。

しゃお

100%でないならやっぱり、産んでみないとわからないってことかぁ。それなら知らない方がいいのかな。

出生前検査や出生前診断はパートナーや医師としっかり話し合い、慎重に行うことをおすすめします。

私もそうでしたが、妊娠が進めば進むほど命に対する重みを感じてきます。検査で何かわかった時に望まない選択をすると決めていても、いざその時になって苦しむこともあるからです。

私は夫とも話し合った結果、出生前検査は受けませんでした。

4.体重管理

高齢妊娠で怖いのは赤ちゃんの異常だけでなく、ママの合併症になる確率が上がると言うことです。主に妊娠糖尿病妊娠高血圧症候群の2つがあげられます。

妊娠糖尿病は羊水過多、巨大児、低出生体重児などの原因になることがあります。

妊娠高血圧症候群では胎児の発育不全や機能不全、ママの肝臓・腎臓の機能低下や脳出血につながると言われています。

そのため、体重管理をして予防をしていくことが大切です。

妊娠糖尿病:妊娠をきっかけに糖尿病になること

妊娠高血圧症候群:妊娠20週以降、産後12週までに高血圧を発症すること

しゃお

体重に気をつけていたのに最後の2ヵ月ぐらいで急に増え始めてドキドキしたよ。その時は助産師さんにも怒られたしね(涙)結局、最終的には+10kgぐらいだった!

たけちゃん

どうやって気をつけてたの?

しゃお

やっぱり、基本は食事だね!仕事が休みになってからは運動にも気をつけたよ♪散歩したり家でマタニティーヨガをしたり体調に合わせて運動してた!

高齢出産の実際

高齢出産は子宮口が硬い、産道が広がりにくく出産時間が長くなる傾向があります。高齢出産では難産になる可能性が高いです。

難産:医学的な定義はありません。初産婦の出産時間は約15時間前後と言われています。何らかの原因によって出産が進まず、医師の医療行為を受ける場合を難産と言う場合が多いようです。

また、合併症や子どもの異常などがあっても帝王切開になる確率が高いです。難産のために緊急で帝王切開になる場合もあります。

帝王切開:子宮を切って赤ちゃんを取り出す手術のこと

私の場合は出産時間が長く、陣痛促進剤を使ったり吸引分娩をしたりと難産でしたが無事、出産することができました。

陣痛促進剤:子宮の筋肉に作用して収縮を促す薬。陣痛を促したり強めたりするはたらきがあります。

吸引分娩:器具を使って赤ちゃんを引っ張っることで出産を助ける分娩方法。

たけちゃん

ママの中は居心地良かったんだもん。出てくるの遅くなっちゃった(笑)

しゃお

(笑)じゃないよ!40週5日もいるんだもん(涙)しかも4,068gなんて大きくなりすぎだよ!母子手帳に出産時間36時間って書いてあるけど、最初の陣痛からは丸4日…出産は命がけだと本当に実感したよ(涙)

たけちゃん

僕の体重にはみんなびっくりしてたね(笑)1日早く生まれていたら4キロは超えなかったよって先生も言ってた!

しゃお

私だって1日早く出産したかったよ!陣痛促進剤を飲んだのに生まれず、そのまま1日を超すなんて地獄(涙)その夜は本当に辛くていっそ、帝王切開にならないのかなと思ってしまったよ…。誰からも勧められなかったけどね。

たけちゃん

僕も最後3回も引っ張られたからちょっときつかったけど大丈夫だったね!僕もママも元気で本当良かった♪

私が難産だった原因は赤ちゃんが巨大児だったからです。

なぜ、巨大児になったのか医師に聞きましたがわからないと言われました。私自身も生まれた時の体重が3600gと大きめだったので遺伝的な要素があるのかもしれません。

一概に高齢出産だから難産になるとは限らないとは思います。

出産後に気をつけたこと

自分の体を回復させる

高齢出産では子宮の収縮が悪く、子宮が元の大きさに戻らないことがあります。そのため悪露や出血が長引いたり、お腹の痛みや感染症の原因になったりすることもあります。また体が回復せず、疲労が長引く傾向にあります。

悪露(おろ):産後の子宮からの分泌物。血液成分やリンパ球、上皮細胞や粘液などが含まています。産後6週~8週でなくなっていきます。

産後はとにかくまず自分の体を回復させることが優先です。

私は産後2ヵ月弱ほど実家で過ごしました。家事は全て母に任せられたのでその間に自分の体の回復と赤ちゃんのお世話に専念できたのは良かったです。

体の回復には休むことが大切ですが、赤ちゃんのお世話があるため休める時にきちんと休むようにしていました。任せられる時は夫や母に任せ、休ませてもらったこともあります。

また、疲れやすくなるため携帯などの電子機器もなるべく触らないように気をつけていました。

それでも数時間おきにやってくる授乳、突然理由もなく泣き出す赤ちゃん、昼も夜もなかなか眠れず、この約2ヵ月間はとても辛かったです。

つらい時は助けを求める

出産後のママは出産によってホルモンバランスは大きく変化し、体力も万全ではない状態です。

その上、慣れない赤ちゃんのお世話、睡眠も思うように取れないことなどが重なってくると精神的にも追いつめられていきます。

私も出産後1ヵ月ぐらいは睡眠不足や授乳がうまくいかないことなどにストレスを募らせ、イライラしたりわけもなく涙が出たりと精神的に不安定な時期がありました。

私が乗り越えられたのは、夫や母に辛いことを訴えたり助けを求めたりすることができたからです。

高齢出産ではママの親も高齢であるため、出産後の援助を受けられないことも多いです。出産後は体の回復が遅いことに加え、育児による疲労も重なります。こうした疲労が長引くと産後うつにつながります。

産後うつ:産後、3ヵ月までに発症しやすいと言われています。疲労や睡眠不足、育児によるストレスなど色々重なることで発症しやすいです。また、出産後のホルモンバランスによって自律神経が乱れることも原因の1つと考えられます。

症状としては何もする気が起きなかったり、訳も分からず落ち込んでしまったり、最悪の場合は自殺につながることもあります。その他にも不眠、食欲不振、集中力の低下なども挙げられます。

しゃお

最近、産後うつは甘えだと言われて話題になりましたよね。産後うつを甘えだと私は絶対に思いません!

本当に産後はママにとっては辛い時期だと言えます。これは高齢出産に限らず、どの出産後のママに言えることです。産後うつは決して、ママの甘えではありません!

しゃお

ママ達にお願いしたいのは産後、辛い時は辛いと周りに助けを求めて下さいね!産後、自分の体が回復するまでは特に気をつけましょう!

高齢出産では出産前からご家族と出産後のサポートについてきちんと話し合っておくことがとても大切です。

ご家族のサポートが受けられない場合は住んでいる自治体や近くに受けられるサポートはないか調べておくのもいいかもしれません。

産後にママ1人で赤ちゃんのお世話をしていくことはとても大変です。

ママ本人が頑張りすぎて気づかない場合もあるので周りの方が気をつけてあげることも必要だと思います。

高齢出産のメリット

たけちゃん

やっぱり、若い時に産んだ方が良かった?

しゃお

うーん、それはどうかなぁ?確かに体力的に若ければなぁと思うことはあるけど、若いうちに産んでいたら違う問題があっただろうなって思うよ。

1.出産まで自分の好きなことができる

出産・育児は体力勝負なことが多いので、正直「もう少し若かったら…。」と思うこともあります。

でも、逆に若かったらその時好きだったこと、やりたかったこと(私の場合は旅行、観劇、ライブ鑑賞、着付けなど)ができなかったのでストレスをためてイライラしていただろうなとも思います。

若い時に自分の好きなことに時間やお金を使えたため出産後、育児に専念しやすくなるということは高齢出産のメリットだと思います。

2.自分が望んで出産をした

私は高齢出産にはなりましたが、自分が望んだタイミングで子どもを授かることができました。

妊娠中は子どもに何かあったらどうしようと心配でした。でも、日に日にお腹の中で大きくなっていく子どもを感じているといつの間にか、心配よりも嬉しさの方が大きくなっていました。

また、出産後は子どもがいることによってできないことや変わったことがたくさんありますが特にストレスに感じることはありません。

妊娠・出産・育児では体や環境が変化したり、子どもがいるため出来なくなったりすることが多いです。特に女性は妊娠・出産をするため男性よりも多くなります。

これらを全て受け入れるには出産が「早い」、「遅い」ではなく、自分が子どもを欲しいと思った時に出産することが大切なのかなと思います。

高齢出産では子どもが欲しいと思って出産をされている方が多いでしょう。「自分が望んで子どもが生まれてきてくれた」と言うのは1番のつよみではないかなと感じます。

しゃお

高齢出産のメリットは別の記事でもまとめています!良かったら見て下さいね♪

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たけちゃん

そっかぁ。ママが僕を子育てできているのは今まで好き勝手やってきたからなんだね。

しゃお

…そんな好き勝手はしていないけど、若いうちに好きなことができたからというのはあるかもね。

たけちゃん

じゃあ…、ママもう1人お願い!

しゃお

それは無理!!

高齢出産のまとめ

・高齢出産はリスクがある
・高齢になると妊娠するのも難しい
・妊娠中は妊婦健診を受けて合併症を予防しよう!
・出産・出産後は大変かも…
・出産後のサポート体制を考えておくことが大切
・高齢出産は出産後の育児がしやすくなるメリットがある!

今回書いたことは、あくまでも私の場合ですので参考にして頂けると嬉しいです。

高齢出産に限らず、いつ出産したとしてもリスクはあります。妊娠・出産は女性にとって本当に命がけなことなのです。

出産はスタートです。出産後には育児が必ずついてきます。

高齢出産では出産ももちろん大変ですが、出産後のママの体が回復するまでが大変になる場合もあります。

産後うつにならないためにもぜひ、出産後のサポート体制についてもう1度考えてもらいたいです。

いつ出産したとしても家族みんなで助け合いながら楽しく育児ができるといいなと思います。